ウイルス性脳炎の症状

ウイルス性脳炎とは、感染したウイルスが体内で増殖し、それが脳や脊髄に入り込むことにより起こる病気です。代表的な疾患として「日本脳炎」「単純ヘルペス脳炎」「インフルエンザ脳炎」などが挙げられます。ウイルス感染を発症してから数時間~数日後に、意識障害、痙攣、異常行動(奇声をあげる、意味のわからない発言や行動など)、不随意運動などで発症する。徐々に神経症状が悪化してくる場合もあるが、重症の場合は突然の痙攣・意識障害であることが多い。髄膜刺激症状は、みられないことが多いようです。

ウイルス感染による通常の症状が先行することが多い。つまり、発熱、咳・鼻汁、下痢、咽頭痛や頭痛などの、いわゆる「かぜ症状」である。それぞれ風邪に似た症状から始まりますが、急速に進行し高熱や激しい頭痛、嘔吐などの症状が現れます。さらに、けいれんや手足の麻痺、意識障害に至る場合もあります。発症から数日で症状がピークに達します。重症化すると呼吸困難や昏睡状態に陥って死亡するケースもあります。

ウイルス性急性脳症の重症度にはかなりの幅があり、ウイルス感染症に伴う熱性痙攣との境界は明確ではない。熱性痙攣の痙攣が長引き、意識が戻るのに多少時間がかかるといった程度の軽症例から、致命的になったり重篤な後遺症を残す重症例まで存在する。

重症化した場合は、脳にダメージを与えてしまい、治療後も記憶障害や言語障害などの後遺症が出る場合があります。中でも日本脳炎、単純ヘルペス脳炎は致命となる割合も高い病気です。インフルエンザ脳炎は幼児に多く、後遺障害を残すことも多いことで知られます。